C・Gy・Svの違いは「何を測っているか」で決まる

なぜ3つある

単位が分かれているのは、測っている対象が段階的に変わるからです。照射線量は空気の電離量、吸収線量は物質が受け取ったエネルギー、等価線量と実効線量は人体への影響。空気 → 物質 → 人体、と対象が移っていきます。

GyとSvの差

どちらも次元は J/kg ですが、Sv には放射線荷重係数が掛かっています。係数は無次元なので次元は変わらないまま、意味だけが「吸収したエネルギー」から「生物への影響」に移ります。同じ Sv でも、臓器ごとが等価線量、全身に統合したものが実効線量です。

出題のされ方

国試は対応表の暗記では解けない形で聞いてきます。「吸収線量が同じでも等価線量が違うのはなぜか」「照射線量が定義できない放射線はどれか」「等価線量に組織荷重係数は含まれるか」。どれも3段階の構造が分かっていれば答えられます。

被ばく線量の単位が空気から物質、人体へと3段階で変わることを示すフロー図

この記事を書いた人

田爪 大智

元・診療放射線技師(熊本で臨床経験)→ Webエンジニアに転身して独立。

第一種放射線取扱主任者。

1問を理解するのに2時間かかっていた経験から、腹落ちまでの時間を数分に縮める学習法を追求。

放射線技師の国試対策アプリを一人で開発中。

診療放射線技師向けの業界メディアも作っています → tazume-medflow.jp

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