国試が不安で眠れない人へ
国試が近づいて、不安で眠れない。勉強しても手につかない。元・診療放射線技師の筆者が、直前にやっていたこと(間違えた問題の解き直し)と、眠れない夜に無理に問題を解かなくていい理由を書きます。
眠れないのは、ちゃんと向き合っているから
国試が近づいてきた。 布団に入っても、「落ちたらどうしよう」が頭から離れない。
勉強しなきゃと思うのに、手につかない。 模試の点数を見ても、「たまたまじゃないか」と思ってしまう。
そういう夜に、この記事を見つけてくれたのだと思います。
まず、知っておいてほしいことがあります。 国試の前に不安で眠れなくなる人は、毎年たくさんいます。
知恵袋には、毎年この時期に同じような書き込みが並びます。 模試が合格ラインに届いていない人も、届いている人も、です。
まず、数字をひとつ
不安なときは、数字を見ると少し落ち着きます。

- 第78回(2026年)の新卒の合格率は、83.8%。新卒なら、だいたい5人に4人以上が受かっています(合格率の推移)。
- 合格ラインは総得点120点で固定です。周りと比べる試験ではありません(ボーダー120点の作り方)。
- 0点の科目は1科目までなら合格できます(足切りの話)。
「みんなが受かる試験だから、落ちたら終わり」と感じるかもしれません。 でも裏返せば、これまで授業と実習を通ってきた人の多くが、届く試験だということです。
私が直前にやっていたこと
ここからは、元・診療放射線技師の私の話です。
直前の時期にやっていたのは、ほぼこれだけでした。
これまで間違えた問題を、重点的に解き直す。

新しい問題集や、まだ解いたことのない分野には手を出しませんでした。 直前に新しい問題を解くと、解けない問題に出会うたびに不安が大きくなるからです。
ちなみに直前に買った新しい問題集は、だいたい最初の10ページだけがきれいに使い込まれます。
間違えた問題なら、一度は解説を読んでいます。 もう一度解いて、今度は解ける。 それを積み重ねるほうが、気持ちも点数も落ち着きました。
緊張は、絶対にする
それでも、緊張はしました。 これは、たぶん誰でもします。
「国試 緊張しない方法」と検索している時点で、もう十分に緊張しています。 なので、緊張しないようにするのは諦めましょう。 緊張したままでも、いつもどおり解ける問題を増やしておく。 直前にできるのは、それくらいでいいと思います。
眠れない夜は、問題を解かなくていい
眠れないとき、「どうせ眠れないなら」と問題を開きたくなるかもしれません。
でも、夜中に解けない問題に当たると、余計に不安になることがあります。 実際に知恵袋でも、眠れないから問題を解いてみたら「余計に不安に」なった、という書き込みがありました(出典)。
夜は、勉強から離れていい時間です。
- 問題は、明日の朝に解く
- 布団の中で、今日解き直せた問題をひとつ思い出す
- それでも眠れなかったら、それはそれでいい
夜中の2時に考える「落ちたらどうしよう」は、実物よりだいぶ大きく見えています。 朝になると、だいたい半分くらいの大きさに戻っています。
眠れない日があっても、それだけで点数が決まるわけではありません。
不安で眠れない日がずっと続いて、日中もつらいときは、学校の先生や保健室、病院に相談してください。 ひとりで抱えなくていいことです。
試験が終わった後の不安
試験が終わってからも、不安は続くことがあります。 自己採点が合格ラインのあたりだったり、マークミスが心配になったり。
発表までの約1か月は、長く感じると思います。 結果は変えられないので、そのあいだは自分を責める時間にしないでください。 ここまでやってきたことは、点数がどうであっても無くなりません。
おわりに
不安になるのは、それだけ真剣に向き合ってきたからです。
今日やることは、ひとつだけで大丈夫です。 これまで間違えた問題を、1問だけ解き直す。
それができたら、今日はもう十分です。 スマホを置いて、寝ましょう。 この記事を閉じるのも、忘れずに。
この記事を書いた人
田爪 大智
元・診療放射線技師(熊本で臨床経験)→ Webエンジニアに転身して独立。
第一種放射線取扱主任者。
1問を理解するのに2時間かかっていた経験から、腹落ちまでの時間を数分に縮める学習法を追求。
放射線技師の国試対策アプリ「合格ラボ」を一人で開発中。
診療放射線技師向けの業界メディアも作っています → tazume-medflow.jp