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放射線技師の国試合格率推移【2026年最新】過去13回分一覧+新卒vs既卒データ

田爪 大智(更新:
合格率国試データ国試対策

結論:合格率は74〜87%。「普通にやれば受かる」は危険

放射線技師の国試は、合格率だけ見ると70〜80%台で推移しています。「8割近くが受かるなら大丈夫だろう」と思うかもしれません。

しかし、この数字には新卒と既卒の差が隠れています。新卒の合格率は80%台後半なのに対し、既卒は20%前後。つまり一発で受からなかった場合、翌年以降の合格はかなり難しくなるのが現実です。

2026年3月23日更新: 第78回の合格率は76.2%に急落しました。前年84.7%から8.5ポイントの大幅低下です。この記事のデータも第78回を含めて更新しています。

この記事のポイント

  • 過去13回分の合格率データから「難化と易化は交互に来る」傾向を読み解く
  • 新卒84〜92% vs 既卒19〜20%。一発合格がいかに重要かをデータで示す
  • 合格ライン120/200(60%)の仕組みと、難化年でも受かる人の3つの共通点

目次


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過去13回分の合格率推移

| 回 | 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |----|------|---------|---------|--------| | 第66回 | 2014 | 2,907 | 2,224 | 76.5% | | 第67回 | 2015 | 2,839 | 2,094 | 73.8% | | 第68回 | 2016 | 3,016 | 2,377 | 78.8% | | 第69回 | 2017 | 2,939 | 2,511 | 85.4% | | 第70回 | 2018 | 2,971 | 2,237 | 75.3% | | 第71回 | 2019 | 3,202 | 2,537 | 79.2% | | 第72回 | 2020 | 2,914 | 2,397 | 82.3% | | 第73回 | 2021 | 2,953 | 2,184 | 74.0% | | 第74回 | 2022 | 3,245 | 2,793 | 86.1% | | 第75回 | 2023 | 3,224 | 2,805 | 87.0% | | 第76回 | 2024 | 3,565 | 2,834 | 79.5% | | 第77回 | 2025 | 3,729 | 3,159 | 84.7% | | 第78回 | 2026 | 3,506 | 2,670 | 76.2% |

出典: 厚生労働省「診療放射線技師国家試験の合格発表について」

合格率推移の折れ線グラフ(第66〜78回)

データから読み取れる3つの傾向

難化・易化サイクルと難化年に合格する人の共通点

傾向1:難化と易化は交互にやってくる

合格率を並べると、パターンが見えます。

  • 第67回 73.8%(難) → 第68回 78.8% → 第69回 85.4%(易)
  • 第70回 75.3%(難) → 第71回 79.2% → 第72回 82.3%(易)
  • 第73回 74.0%(難) → 第74回 86.1% → 第75回 87.0%(易)
  • 第76回 79.5%(やや難) → 第77回 84.7%(やや易) → 第78回 76.2%(難)

難しい年の翌年は易しくなる傾向があります。これは出題委員が前年の合格率を見て調整しているためと考えられています。第78回はこのサイクルの「難」に該当し、予想通り合格率が低下しました。

ただし、「今年は易しいはず」と楽観するのは危険です。どの年に当たっても合格できる実力をつけることが最も確実な戦略です。

傾向2:合格ラインは固定(120/200 = 60%)

合格ラインの仕組みと安全な合格戦略

放射線技師国試の合格基準は200点満点中120点以上(60%)。これは毎年固定です。

「上位何%を合格にする」という相対評価ではなく、120点を超えれば全員合格する絶対評価です。つまり、周りの受験者ではなく自分自身の実力が問われます。

この仕組みは受験生にとって有利です。なぜなら:

  • 他の受験者と競争する必要がない
  • 自分の弱点を潰して120点を超えればいい
  • 11科目すべてで90点を目指す必要はない

傾向3:受験者数は増加傾向

| 期間 | 平均受験者数 | |------|-------------| | 第66〜69回(2014-2017) | 2,925人 | | 第70〜73回(2018-2021) | 3,010人 | | 第74〜78回(2022-2026) | 3,410人 |

直近5回は平均3,400人台で推移しています。第77回は過去最多の3,729人でしたが、第78回は3,506人とやや減少しました。

受験者が増えても合格ラインは120点で変わりません。しかし、就職時の競争は激化するため、国試合格はもちろん、成績上位を目指す意識が重要になってきています。

新卒と既卒:合格率の決定的な差

新卒vs既卒の合格率比較(第78回)

公式データでは新卒・既卒の内訳も公表されています。第78回(2026年)のデータ:

| 区分 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |------|---------|---------|--------| | 新卒 | 3,084 | 2,585 | 83.8% | | 既卒 | 422 | 85 | 約20.1% |

既卒の合格率は約20%。新卒の4分の1以下です。

これは「既卒者の実力が低い」というより、一度不合格になると勉強のモチベーションと環境を維持するのが難しくなることが主因です。学校の授業がなく、仕事をしながらの独学になり、周りに受験仲間もいなくなります。

だからこそ、在学中の一発合格を目指すことが最も重要です。もし不合格になってしまった場合の再挑戦戦略は不合格からの再挑戦ガイドで詳しく解説しています。

「難化した年」に合格する人がやっていること

合格率が下がった年(第67回、第70回、第73回、第76回)でも、合格ライン自体は120点で変わりません。難化したとき不合格になるのは、ギリギリの実力で勉強していた人です。

難化年に合格する人の共通点:

1. 暗記に頼らず「なぜ」を理解している

難化の正体は「問い方が変わる」ことです。知識そのものは変わりません。暗記だけで覚えていると、聞かれ方が変わった瞬間に対応できなくなります。

「なぜその答えになるのか」を理解していれば、問い方が変わっても正解にたどり着けます。これが過去問を「ただ繰り返す」のではなく「正しく使う」ことの意味です。

2. 苦手科目を放置していない

120点の合格ラインに対して、得意科目で稼いで苦手科目をカバーする戦略は難化年に崩壊します。得意科目も難化して稼げなくなり、苦手科目はさらに点が下がるからです。

安全な戦略は全科目で60%以上を目指すこと。苦手科目を早期に特定して重点的に対策します。

3. 間違えた問題を確実に復習している

「3周した」という回数ではなく、間違えた問題を忘れる前に復習しているかどうかが分かれ目です。人間の記憶は放置すると24時間で74%忘れます(エビングハウスの忘却曲線)。

間隔反復(SRS)は、忘れかけたタイミングで復習を自動化する仕組みです。合格者が無意識にやっている「間違えたところを繰り返す」を、科学的なタイミングで実行します。

第78回(2026年2月)の結果

第78回の合格率は**76.2%**でした。予想通り難化しましたが、「80%前後」という見立てを下回る厳しい結果となりました。

  • 新卒合格率も83.8%と、前年の92.2%から大幅に低下
  • 不合格者は836人。前年の約570人から47%増加
  • 既卒合格率は約20.1%と依然として厳しい水準

第78回の詳しい分析と第79回に向けた対策は第78回の合格率速報記事をご覧ください。

過去のサイクルでは「難化の翌年は易化」する傾向がありますが、予想に頼るのではなくどの難易度でも120点を超えられる実力をつけることが最善の対策です。具体的な勉強スケジュールの立て方も参考にしてください。

このデータを見て、何をすべきか?

合格率のデータが示しているのは明確です。新卒86% vs 既卒19%。一発で合格しなければ、翌年以降はかなり厳しい。

では、一発合格の確率を上げるために今すぐできることは何か? この記事で紹介した「難化年でも合格する人の3つの共通点」を実践することです。

  1. 苦手科目を放置しない → 合格ラボの合格ナビは、AIが苦手科目を自動検出し、全科目60%以上を目指す学習プランを毎日提案します
  2. 「なぜ」を理解して応用力をつける → AI解説が「なぜその答えになるか」を1問ずつ図解付きで解説。暗記ではなく理解を促進します
  3. 復習を仕組み化する → 間隔反復(SRS)が、間違えた問題を1日後→3日後→7日後に自動で再出題。忘れる前に復習できます

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まとめ

  • 放射線技師国試の合格率は74〜87%。10年平均は約80%
  • 難化と易化は交互に来る傾向がある
  • 合格ラインは毎年固定で120/200(60%)
  • 新卒86% vs 既卒19%。一発合格が圧倒的に有利
  • 難化年に合格する人は「なぜ」を理解し、苦手科目を放置せず、復習を怠らない
  • 第78回は76.2%に急落。応用問題の増加で暗記型の勉強では対応しきれない傾向が強まっている

この記事を書いた人

田爪 大智

元・診療放射線技師(熊本で臨床経験)→ Webエンジニアに転身して独立。

第一種放射線取扱主任者

「暗記で一種に受かったが現場で使えなかった」経験から、"なぜ?"を理解する学習法を追求。

放射線技師の国試対策アプリを一人で開発中。

合格ラボ利用者の声

「暗記しなきゃという呪縛から解放されました」— 既卒・再受験のAさん
「勉強の順番があってありがたかった」— 新卒Bさん

この記事で学んだことを、アプリで自動化する

ブログで読めること

  • - 科目ごとの攻略法と考え方
  • - 間隔反復・アクティブリコールの仕組み
  • - 勉強スケジュールの立て方

アプリが代わりにやること

  • 復習タイミングを計算しなくていい
  • 苦手を探す手間がない
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