放射化学は核種の暗記ではない。壊変は陽子と中性子のバランス

よくある誤解

「核種の名前と半減期を覚えるだけの科目」という見方です。国試は数値を直接問う問題ばかりではありません。「なぜこの壊変が起きるのか」「なぜこの核種が臨床で選ばれるのか」を理解していないと解けない問題が毎年出ます。

壊変の芯

原子核は陽子と中性子のバランスを取ろうとします。中性子が多すぎればβ-壊変で中性子を陽子に変え、陽子が多すぎればβ+壊変やECで陽子を中性子に変えます。この1つで、β+とECが競合する理由もPETの原理も導けます。

押さえる4つ

頻出は壊変・放射平衡・標識化合物・放射化分析の4テーマ。放射平衡は「親の半減期が娘より長い」が成立条件で、99Mo/99mTcジェネレータはその臨床応用です。標識核種は半減期・放射線の種類・化学的に標識できるかの3基準で選ばれます。

放射化学の頻出テーマ — 学習マップ

この記事を書いた人

田爪 大智

元・診療放射線技師(熊本で臨床経験)→ Webエンジニアに転身して独立。

第一種放射線取扱主任者。

1問を理解するのに2時間かかっていた経験から、腹落ちまでの時間を数分に縮める学習法を追求。

放射線技師の国試対策アプリを一人で開発中。

診療放射線技師向けの業界メディアも作っています → tazume-medflow.jp

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